物凄く意識が低い人のための、最も簡単なクルマ選び講座
皆さん、クルマは好きですか?
僕は正直、全然興味ないです。
全く興味が無いのですが、仕事の関係でクルマを買わされました。
「乗ってるうちに好きになるかな」と思っていましたが、そんな事もありませんでした。
そんな意識がの低すぎる僕が、
「嫌々クルマを買う人」に向けて、クルマの選び方を書いてみようと思います。
『若者のクルマ離れ』の当事者たる、意識の低い皆様の参考になれば幸いです。
<このページの意義>
クルマの選定方法についてのサイトはたくさんあります。
アドバイスをしてくれる人もたくさん居るでしょう。
しかし彼らはクルマが好きすぎるゆえ、話が長く、偏っていて、意識の低い初心者には分かりづらいことも多々あります。
「もう何でもいいから、最低限のことだけ教えてくれ!」
そんな人のために、この記事を書きました。
本当に最低限のことしか書いていませんが、お役に立てば幸いです。
※一応、細心の注意を持って書いてはおりますが、一切の責任は負いかねます。あしからず。
<選定ポイント>
■選定ポイント① 初期費用(イニシャルコスト)
→(結論)お店の人に「コミコミでいくらですか?」と聞きましょう。
クルマを買う際には、色々な初期費用がかかります。*1
細かいルールをすべて覚えるのは至難の業です。
なので、代わりに、お店の人にこう聞きましょう。
「コミコミで、いくらですか?」
この魔法の言葉ひとつで、初期費用が分かります。
初期費用が予算以内のものを買いましょう。
予算以上であれば、値切りましょう。値切れなければ、諦めましょう。
(おまけ)予算の目安
・中古車の場合:50万円~
・新車の場合:120万円~
※お店には50万円以下の中古車も置いていますが、安すぎるクルマはメンテナンスが必要だったりして、初心者には難しいことが多いです。
■選定ポイント② 運用費(ランニングコスト)
→(結論)どのクルマでも大差無いです。
クルマは、走ればお金がかかるし、持っているだけでもお金がかかります。*2
細かいルールをすべて覚えるのは至難の業です。
なので、意識の低い我々は、覚える必要はありません。
誤解を恐れず大雑把に言えば、
「運用費は、どのクルマでも大差ない」です。
なので、クルマ選定時には気にしなくていいです。*3
いくらくらいになるかは、クルマに一年乗れば、大体分かるでしょう。
どうしても不安な人は、買うときにお店の人に聞きましょう。
「運用費、コミコミでいくらくらいですかね?」
これで大体の値段は分かります。
■選定ポイント③ 軽か普通車か
→(結論)どっちでもいいです。
ざっくり言って、クルマには「軽自動車」と「普通車」があります。*4
小さいクルマが軽自動車、普通のクルマが普通車です。*5
で、軽か普通車かを決める必要があるのですが、結論としてはどっちでもいいです。
念のため、軽と普通車にどんな違いがあるのか、以下に列挙しておきます。
・普通車のほうが馬力が大きく、動きがスムーズ。
→ 初心者にとっては大した差ではありません。
・軽自動車は小回りが効き、駐車しやすい。
→ 初心者にとっては大した差ではありません。
・法律により自動車税が異なる。軽自動車のほうが安い。
→購入時に気にするほどの差ではありません。そもそも、この法律は時代によって変わります。
・軽自動車より普通車のほうが格好いい。軽自動車はバカにされる。
→初心者としては、そう感じたことはありません。
・軽自動車の方が安い。
→事実ですが、中古車の場合、軽より安い普通車もあります。まちまちです。
■選定ポイント④ 新車か中古か
→(結論)どっちでもいいです。
これは単なる気分の問題と言えます。
中古車だからといって絶対に事故で死ぬ訳ではありません。
(おまけ)中古車の選定方法
・走行距離
→10万キロ以内であれば、気にする必要はないと思います。
今のクルマは性能がいいので、大きな問題がなければ15万キロ、20万キロ走ります。
意識の低い我々は、今後どれだけこのクルマに乗り続けるかも分からないので、あまり気にする必要はないと言えます。
・事故車かどうか
→小さなキズや凹みであれば、気にする必要はありません。
「事故車は絶対買っちゃダメ! 死にますよ!」なんて脅しをする店もあります。が、全部が全部ダメという訳ではありません。
それに、どうせ初心者はすぐにぶつけます。神経質になることはありません。
ただ、エンジン部分に欠陥があるとか、そういうクルマは避けましょう(そんなクルマが売っているのか疑問ですが……)。
意識の低い我々は、自分では直せません。それは念頭に入れておきましょう
■ポイント⑤ 車種について
→(結論)何でもいいです。
車種は好みの問題であって、間違いがある訳ではありません。
クルマ好きの人は「トヨタのクルマじゃなきゃダメ」「この車種はダサい」なんてことをよく言いますが、気にしない人は気にしません。
性能(燃費や馬力など)も、今のクルマはどれも素晴らしいので、あまり気にすることはないでしょう。
■ポイント⑥ 装備について
→(結論)付けなくてもいいです。
装備も趣味のレベルであって、必須のものではありません*6。
必須ではないですが、「カーナビ」「バックモニター」はあると便利です。
※カーナビはスマホ(地図アプリのナビ機能)でも代用できます。
<まとめ>
以上を踏まえると、クルマ購入時の手順は以下のようになります。
(1)予算を決める。
(2)お店に行く。(新車店 or 中古車店)
(3)気になるクルマを指差し、「コミコミでいくらですか?」と聞く。
→予算以上であれば、値切る。ダメなら諦める。
(4)そんな感じで、いくつかの車を見てまわる。
※この際、運用費、排気量、10万キロ以下の走行距離、軽い事故歴、車種、装備は気にしなくてOK。
装備については、後から買うこともできる。
(5)できれば数日かけて、いくつかのお店を周る。
(6)何となく気に入ったものを買う。
以上です。
この記事で言いたかったことは、
「『こんなクルマは絶対に買うな!』なんてルールはほとんど無い。
周りの人はナンヤカンヤ言ってくるけど、気楽に選びましょう」
ということです。
クルマは趣味品としての一面もありますが、生活必需品という面もあります。
別に無理してクルマ好きになったり、勉強したりする必要もないでしょう。
気負いせず、適度な距離感でクルマと付き合っていければと思います。
では、最後にもう一度だけこの文面を書いて、終わりにしたいと思います。
「一切の責任は負いかねます。あしからず。」
それでは、明るく楽しいクルマ生活を。