芋虫ブログ

映画、カレー、芸人ラジオ、ミステリの感想など。基本、好きな物のみ取り上げます。

【映画感想8】 『バタリアン』 ――怖くてキュートなコメディゾンビ映画の傑作、そして衝撃的すぎるラスト

 

バタリアン [DVD]

バタリアン [DVD]

 

 

■あらすじ
片田舎の医療品保管庫で働く青年・フレディは、興味本位で地下室にある死体の容器を開ける。
すると突然ガスが吹き出し、倉庫内の死体達が激しく動き出した。
事の発覚を恐れたフレディと上司は、何とか死体たちを捕えて火葬場で燃やすことに成功。
一件落着かと思われたが、死体から出た煙は、雨にのって町の墓地へと降り注いでいた。

そうとは知らず、遊びに来たフレディの友人たちが墓場で酒盛りを始め……。

 

続きを読む

【映画感想7】 『[リミット]』 ――ラストの一言で氷解する

 

 

[リミット] スペシャル・プライス [DVD]

[リミット] スペシャル・プライス [DVD]

 

 


■あらすじ
男が目覚めると、そこは真っ暗な棺の中。どうやら棺ごと土に埋められたらしい。
彼はアメリカ人であり、イラクで物資運搬の運転手をしていた。
これがテロリストによる犯行だと考えた彼は、限られた物資(見知らぬ携帯、ライター等)を手に、犯人との交渉や各方面への救助要請を試みる。

 

続きを読む

【映画感想6】 『ラン・ローラ・ラン』 ――人生は偶然であり、何にも帰着しない。

 

 

ラン・ローラ・ラン [DVD]

ラン・ローラ・ラン [DVD]

 

 

■あらすじ
「20分以内に大金を用意しないと殺される」

彼氏からそんな電話を受け取ったローラは、大金を工面するため走り出す。
彼女の作戦は成功するのかしないのか、彼女の行動で周囲はどう変化するのか。

軽快な音楽と実験的な映像に乗せ、3つのパターンが描かれる。

 

続きを読む

【映画感想5】 『拝啓天皇陛下様』 ――史上最も優しい軍隊批判映画

 

 

拝啓天皇陛下様 [DVD]

拝啓天皇陛下様 [DVD]

 

 

 

【公開年】1963年,日本
【視聴時】2015年
【レビュー執筆時】2015年

 

■あらすじ  ※「キネマ旬報社」データベースより
砂の器』の名匠・野村芳太郎監督が渥美清の主演で贈る、哀感溢れる軍隊喜劇。幼い頃に両親と死別した山田正助にとって、3度の食事ばかりか俸給まで貰える軍隊はまさに天国。戦争集結の噂を聞いた正助は、軍隊から放り出されまいと天皇へ手紙を書く。

 

続きを読む

【演劇感想1】 『効率の優先』(城山羊の会) ――崩壊した人間関係を仮留めしている場所が『職場』

 

f:id:frozenworm2:20151213163403j:plain

■あらすじ
舞台はあるオフィス。業績は上向きで、敏腕女部長により統率された一見何の問題もない事業部。
しかしもちろん裏では人と人が嫌い合っていて、汚れた恋愛があって、嘘つきが居る。
歪みはやがて大きくなり、取り返しの付かない事態へと発展していく。

 

続きを読む

【推理小説】 通ぶりたい人におすすめのミステリ小説 <国外編> 【8選】

 


「どうしてもミステリオタクぶりたい!」
そういう時ってありますよね。

そんな人におすすめの、「とりあえずコレを読んでおけば通ぶれるよ!」というミステリ小説のガイドです。

 

要するに、よく話題に上がる有名な海外ミステリ小説をピックアップしました。

 

続きを読む