【映画感想7】 『[リミット]』 ――ラストの一言で氷解する
■あらすじ
男が目覚めると、そこは真っ暗な棺の中。どうやら棺ごと土に埋められたらしい。
彼はアメリカ人であり、イラクで物資運搬の運転手をしていた。
これがテロリストによる犯行だと考えた彼は、限られた物資(見知らぬ携帯、ライター等)を手に、犯人との交渉や各方面への救助要請を試みる。
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【映画感想6】 『ラン・ローラ・ラン』 ――人生は偶然であり、何にも帰着しない。
■あらすじ
「20分以内に大金を用意しないと殺される」
彼氏からそんな電話を受け取ったローラは、大金を工面するため走り出す。
彼女の作戦は成功するのかしないのか、彼女の行動で周囲はどう変化するのか。
軽快な音楽と実験的な映像に乗せ、3つのパターンが描かれる。
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【推理小説】 通ぶりたい人におすすめのミステリ小説 <国外編> 【8選】
「どうしてもミステリオタクぶりたい!」
そういう時ってありますよね。
そんな人におすすめの、「とりあえずコレを読んでおけば通ぶれるよ!」というミステリ小説のガイドです。
要するに、よく話題に上がる有名な海外ミステリ小説をピックアップしました。
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【映画感想4】 『セント・オブ・ウーマン 夢の香り』 ―― 青年の純真さと、老人の気高さ
■この映画を観た理由
学生時代、映画好きの後輩に薦められたので。
■あらすじ
主人公は心優しいアメリカの名門高校生。
しかし実家は裕福ではなく、長期休暇中もアルバイトとして盲目の退役軍人の世話をすることになる。
退役軍人の横柄な態度や身勝手な行動に辟易する主人公だったが、彼と行動を共にするうちに、家族に見放された彼の心の闇、孤独、そして誇りを知っていく。
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